「学園デビューで人生変えてやる!」
地味田シュンは、そんな希望を胸に新生活をスタートさせた。
気の合う友達を作って、部活で思いきり遊んで、
できれば自然な流れで彼女もできたら最高。
……そのはずだった。
入学式の日、シュンは人生最大の衝撃を受ける。
今年から共学化されたこの学園――男子学生は、まさかの自分一人だった。
学園中の視線が一斉に集まる。
「えっ……俺だけ!?」
しかも追い打ちをかけるように、学園長から前代未聞の制度が発表される。
少子化対策の一環として、学内で恋愛関係となり、妊娠・出産に至った学生には、学業や生活を学園が手厚く支援するというのだ。
教室は大騒ぎ。
シュンの頭の中には、一瞬だけバラ色の未来がよぎる。
(これって……もしかしてハーレム人生始まった!?)
……だが、現実はそんなに甘くなかった。
女子たちは興味津々にこちらを見るだけで、誰一人として近寄ってこない。
「ち、違う……俺が想像してたハーレムと何か違う!」
完全に孤立してしまったシュン。
そんな彼に最初に声をかけてくれたのは、クラスの人気者ギャル・ルナだった。
「なに固まってんの?」
その笑顔に救われたシュンだったが、
一方で名家の令嬢にして生徒会長の紗良は、
この特殊な環境が大学全体を大きく揺るがしかねないと危惧していた。
そして彼女は、シュンにある「お願い」を持ちかける。




























