「これは演技……これは、アクア君を助けるための仕事なの。」

劇団ララライのエース、黒川あかね。
彼女が足を踏み入れたのは、あまりにも不潔で、あまりにも過激な「イメージビデオ」の撮影現場だった。

すべては大好きなアクアの「貸し」を帳消しにするため。
「今のあかねの‘素’を撮りたい」という言葉を信じ、あかねは持ち前の演技力とプロファイリングを駆使して、カメラの向こうのファン(恋人)を誘惑する「少女」を演じ始める。

しかし、撮影が進むにつれ、カメラマンの要求はエスカレート。
「演技の参考だから」「作品の質を上げるため」という甘言に、あかねの理性と貞操は少しずつ削り取られていく――。

天才役者が陥る、演技と本能の境界線。

果たしてこれは演技なのか、それとも彼女の本能なのか。
最後に彼女が浮かべた微笑みの意味とは――。