子供を望む妊活主婦、美咲

優しい夫・直樹との関係は、
妊活を頑張るほど少しずつ擦り切れていた

疲れて途中で眠ってしまう夜
仕事で帰れなくなる約束の日
どれも仕方のないこと「しょうがない」「誰も悪くない」

――だけど

隣に住む‘サトリ男’悠斗だけは
美咲の心の奥にある本音へ気づいてしまう

誰にも言えなかった寂しさ
夫に負担をかける情けなさ
ある日、悠斗との時間が少しだけ楽にしてくれた

それは、ほんの小さな気の迷いだったはずなのに――

やけくそで飲んだお酒、帰ってこない夫、Hな下着
一度きりの過ちが
美咲を‘妻’ではなく‘女’に戻してしまう

やがてその関係は、
托卵という形にまで堕ちていく。