桐谷陸(きりたに りく)には、
最近ハマっている新人女優がいた。

その名は――神崎ミオ。

透き通るような青い瞳と自然な演技で、
少しずつ人気を集めている期待の若手女優だ。

そんな彼には、ひとつ気になる存在がいた。

クラスメイトの雪村澪(ゆきむら みお)。

三つ編みに眼鏡姿の地味な少女で、
いつも周囲から面倒事を押し付けられている。

ある日、雪村の押し付けられた図書委員の仕事を手伝うことになった陸。

そのお礼として、雪村から勉強を教えてもらうことになる。

少しずつ距離が縮まっていく二人。

しかし陸はまだ知らない。

地味で目立たないクラスメイトの正体が、
自分の憧れる新人女優・神崎ミオだということを――。