人生に絶望したおじさんが「無敵の人」になるお話です。
「しねなかった・・・」
太りすぎてて縄が切れてしまったのだ・・・
「な、情けねぇ・・・俺って何だよ…
生きてる意味もねえのに、しぬことすらできねえのかよ…」
俺は泣いた・・・
大泣きした・・・
デカい図体を震えながら大泣きした。
泣き続けた・・・
どれだけ泣いても状況は変わらない。
この社会は俺みたいな弱者男性がどれだけ
わめいたって救ってくれることはないのだ・・・
だが絶望の淵で男はこの世の真理に気づいてしまう・・・
「そうだ・・・
どうせしぬつもりなら、捕まったって構わねえ。
もう失うもんもねえんだから…
俺の好きに生きてやる!!」