素直になれない自分が嫌だった。
ただ見てるだけの私じゃ嫌だった。
なんであいつの前だと素直になれないんだろう。
そんな自分が嫌になる。
悔しい。悔しい。
シホは前々から想いを寄せている相手に気持ちを伝えられずにいた。
いつも好きな人の恋愛を見守ることしかできなかった。
しかしそんな彼女にも遂にチャンスが訪れる。
大学生になって、やっと結ばれるかもしれない。
そんな彼女は告白を絶対に成功させるため、
大学の先輩アカリに恋愛相談を行った。
話を聞いた彼女はシホをとある飲み会へ招待する。
しかし参加したシホの目に飛び込んできたのは、
あまりにも異様な光景だった。